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オーブン、トースター、レンジ、グリル。
違うことは分かりますけどあんまり使い分けって考えてない。
せいぜいパンはトースター、魚はグリル、冷凍モノはレンジというくらいでしょうか。
それぞれどんな使い方がいいのかちょっと確認して見たいと思います。
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オーブンとトースター、グリルとレンジの違い
それぞれの特徴は以下のとおり。
- オーブン
オーブン内を温めておくことで四方からの対流熱で食品をむらなく加熱する。 - トースター
電熱線からの放射熱で焦げ色を作る。熱が通る前に表面を焦がす場合もある。 - グリル
対流熱が食品を一気に温め「直火加熱」で焦げ色も綺麗 - 電子レンジ
マイクロ波が水分子の振動を起こし食品の中から温める。熱ムラが起きやすい。
それぞれの特徴を活かした料理を行う必要があるわけですね。
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オーブンとトースタの違い
トースターは和製英語なんだそうですが、だいたい食パンを焼く時に使うんじゃないかと思います。
パンに素早く焦げ目がついて美味しいですよね。
ただこの習慣、ヨーロッパにはないそうで、北米と日本の習慣みたいです。
そういえば洋画を見た時、米国のものは朝食にトーストのイメージが有りますが、
ヨーロッパ、特に中世ヨーロッパでそういうシーンはないような気がします。
中世ヨーロッパ風RPGの剣と魔法の世界でも朝食にトーストはなさそうですから。
日本ではお餅を焼いて食べる習慣があるので、トーストも受け入れやすかったんでしょうか?
一方オーブンはピザ、ケーキ、ローストビーフ、ローストチキン、クッキーなんかに使いますよね。
お菓子作りといえばオーブン大活躍、というイメージなんですが。
これはトースターではちょっと出来ませんし。
ではグリルは?
グリルはというと自分は魚焼いたりしますが、
火力が強く一気に焦げ目をつける料理に向いているようです。
それと、グリルは予熱や余熱が使いやすいのが特徴だそうで、
強火で焦がした後、余熱で柔らかく火を通すという芸当もできるんですね。
電子レンジはどうなのか?
それで、電子レンジなんですがこれだけは加熱方法が全く違います。
電子レンジは食品にマイクロ波を当てて水分子が振動することで、
内部から加熱するという加熱方式なんですね。
だから焦げ目とかはつかないんです。
火も使いませんからそういう意味では安全です。
ただ、水分が偏っている食品の場合、水分率の多い部分が余計に加熱されるので、
火が通っているところといないところの差が大きくなるというデメリットは有ります。
解凍するときなんかも、氷が溶けて水になるとその部分が先に加熱されて、
熱ムラによる解凍ムラが起こるというわけです。
だからちょっとした温め物なんかに使うのがいいわけですね。
使い方をうまく使えばこんなに手軽で便利なものはないんですが、
そこは知恵と工夫が必要なようです。
オーブンレンジのように電子レンジとオーブンを組み合わせたもので、
加熱はレンジ、焦げ目はオーブンと使い分けができるものもありますね。
最近はヘルシオのように「蒸気で焼く」というタイプのものも出てきていますから、
たかが加熱用調理器具といっても侮ることは出来ません。
それぞれに調理器具をうまく使い分けて楽しく料理をしてください。
だれか、おっさんにおいしいケーキやクッキーを作ってくれないか・・・
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