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(出典)https://commoNs.wikimedia.org/wiki/File:1994-1997_Suzuki_Alto.jpg#/media/File:1994-1997_Suzuki_Alto.jpg
60年代後半、第二次軽カーブームが到来した。その火付け役となったのが、風雲児のホンダN360とスズキのフロンテだ。
両者はデザインだけでなくメカニズムのパッケージを大きく違う。N360はFF方式を採用し、エンジンは4サイクル2気筒だった。これに対しフロンテに2サイクル3気筒を積み、後輪を駆動する。
走りの実力は互角だった。駆動方式は違うが、どちらもスポーティな走りを存分に楽しめた。特にツインキャブ仕様は豪快だった。が、パッケージングや販売面ではN360がリードした。
発売されるや販売記録を次々に塗り替え、古い価値観のスバル360やミニカなどを生産終了に追いやっている。
[ad#ad]現行車のライバル対決は?
ホンダN360の事実上の後継モデルがN-ONEだ。。シルエットやフロントマスクなどはN360を強く意識している。
フロンテの流れを汲むのはアルトだ。79年にボンネットバンとして生を受けたが、80年代からはスズキの主役となった。
ベーシックカーの代表だったが、現行モデルは低価格に加え、パッケージングと走りの性能にも強いこだわりを見せている。
アルトはN-ONEより車重が200kgも軽いから走りの実力は推して知るべしだ。600kg代の軽量ボディを利用して痛快な走りを披露する。
背もN-ONEより低いからハンドリングも軽やかだ。パッケージングにおいても優位に立っている。N-ONEは軽自動車レベルを超えた上質な味わいが魅力だ。
[ad#ad]スズキフロンテ(67年)vsホンダN360(67年)
60年代後半の軽自動車ブームに火をつけたのがスズキのフロンテとホンダN360。N360ヒット車になった。
スズキアルトvsホンダN-ONE
- スズキアルト
600kg台の軽量ボディなどによってJC08モード37.0km/Lの低燃費を実現。価格は847000円~161万7840円。 - ホンダN-ONE
ターボ車とノンターボ車をラインナップし、JC08モード燃費は23.0~28.4km/L。価格118万5000~118万98000円。