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自分の場合は低所得者なのでそもそも税金払えませんから関係ないといえば関係ない話ではありますが。
どっちもろくでもない。
とはいえ、じゃあ本当のところどっちがより社会に対して問題を起こすのか、ということになるとやっぱり粉飾決算かなと思うんです。
自分の独断で勝手に意見を述べるとこんな感じです。
[ad#ad]脱税と粉飾、バレたときの社会的影響
感情的に腹が立つのは脱税の方なんですが、実際に社会的影響が大きいのは粉飾の方でしょう。
理由は簡単で、脱税の場合はお金があるから脱税するわけで、多くの場合は摘発されたとしても即座に倒産ということはあまりないと思われます。
もちろん、脱税がバレたことで社会的信用を失うとか、追徴課税を支払うことができなくなって結局倒産とか、そういうのはあると思いますが。
しかし、粉飾決算の場合は、会社にお金がないから粉飾するわけで、これがバレると即座に会社は立ち行かなくなります。
粉飾やっている時点で会社は回っていないわけですから。
儲かっていないのに儲かっているという嘘がバレてしまうと、社会的信用は失われるし、銀行の融資なども途絶えてしまうでしょう。
もちろん、大きすぎる会社は潰すわけにもいかず、銀行がさらに資金を注入してなんとか会社を持たせたりしますが、中程度の企業の場合はそのまま倒産とか、ライバル会社が救済とか、そんな感じになるわけです。
そのまま倒産されて、取引先が連鎖倒産とかになると社会的な問題は大きいわけで、脱税で追徴課税を支払ってそれで終わるという場合とはちょっとわけが違うんじゃないのかなと。
脱税は、国から見れば最悪の犯罪なのでしょうが、庶民からするとただ腹立たしいというだけのことで、実害はあまりありません。
しかし、粉飾はやっぱり最悪の犯罪だし、その上そこで働いている人、その関係者にまで被害が及ぶので、その分質が悪いと思われるわけです。
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一般庶民レベルでも脱税より粉飾の方がたちが悪い
そして、よくよく考えると、一般庶民のレベルでは儲かりすぎて申告漏れがあって結果的に脱税と扱われることがあっても、収入がないから書類上粉飾する、ということはほとんどありません。
しかし、見栄をはって贅沢な暮らしをしたうえで自己破産するとか、そういうのはいくらでもあります。
こんなときのことを考えても、脱税は自分に支払い能力さえあれば、基本的に誰にも迷惑はかからないのですが、粉飾となると、自己破産となるわけで、これは周囲に大迷惑をかけるわけです。
だから質が悪い。
儲かったなら申告をすればいいだけの話なのに、バレないだろうということで脱税してしまうというのはよくある話ですが、それでも脱税は税務署が恐いだけで自分以外迷惑をかける事はないはず。
社会に対して迷惑をかける事は無いわけです。
まあ、脱税も粉飾もろくでもないわけですが。
自分のような低所得者から見ると脱税で頭を悩ませている人は羨ましい人。
粉飾で頭を悩ませている人を見ると、そんなことしなくても堂々と赤字にしておけばいいのに、と思ってしまう。
脱税だろうが粉飾だろうが、どんなに書類を改ざんしたところで、プロが本気でみればわかるみたいですし、そんなことで頭を悩ませるくらいなら正直にやったほうがずっとましだと思うんですが。
お金が入るようになってくると、その正直を守ることが難しくなるんでしょうね~
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