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お茶は美味しいんですが。
白いカップや水筒に茶渋がついたら、おっさんでもイヤです。
特に水筒なんかは気がついた時には茶色くなっていたりする。
そんな時、茶渋を落としてくれるいい方法があります!
NHKのあさイチでも紹介されたましたから間違いないでしょう。
ではその方法とは?
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茶渋の取り方!過炭酸ナトリウムを使う方法
茶渋を取るということは漂白するということ。
漂白といえばハイターなどの次亜塩素酸系のものが思い浮かびます。
これ、間違いなく強力で、普通の瀬戸物のコーヒーカップなんかにはOKなんですが、
強力すぎて金属製の水筒なんかにはよろしくない。
次亜塩素酸ソーダは金属を腐食させる働きがあるんですね。
そういえば、昔、工場で働いていた頃、SUS304配管のスライム掃除に次亜塩素酸ソーダを使ったことがあります。
安いのはいいんですがしばらくすると配管内に穴が空いてひどいことになっていたことを思い出しました。
その時、やっぱりちゃんとしたスライムコントロール剤を使わないと駄目だ、と思い知りましたが。
それはともかく。
金属としてはサビに強いと言われるSUS304にも穴を開けてしまう次亜塩素酸ソーダ、
水筒の金属にも悪影響は間違いない。
実際、あさイチでも表面が腐食していた写真が出てましたし。
ということで、過炭酸ナトリウムの出番。
過炭酸ナトリウムってなにかというと、酸素系漂白剤のことです。
化学式はNa2CO3·1.5H2O2
炭酸ナトリウムに過酸化水素がくっついているということで、
過酸化水素の力(過酸化水素が分解した時に出来る活性酸素・酸素ラジカル「O・」)で漂白するみたいですね。
実はこのブログでもカビ対策のところで紹介したことがあります。
過去記事
→壁のカビの落とし方!効果のある薬品は?予防方法は?
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茶渋の取り方!あさイチでやってた過炭酸ナトリウムを使う方法を具体的に
それで、具体的な方法は以下のとおり。
- ボールなどの容器に40℃~50℃のお湯に過炭酸ナトリウムを入れる。
割合は1リットル(1000cc)に5g。約0.5%水溶液を作ります。 - 過炭酸ナトリウムが溶けたらこのお湯をカップとか水筒とか茶渋を落としたい容器に入れます。
なお、過炭酸ナトリウム水溶液は、過酸化水素が分解して酸素を発生しますので、
密閉すると中の圧力が上がって危険です。
しかし、なにもフタをしないと温度が下がりやすくなるのでラップでフタをして、
爪楊枝で1,2ヶ所穴を開ける、という対応をして下さい。 - 約1時間放置。
これでピカピカになります。
50℃のお湯の作り方
ここで、50℃のお湯って言うけど、そう都合よく50℃のお湯なんて出来るのか?
湯沸かしとか風呂のシャワーとかで50℃の設定が出来ればそのまま使えばいいのですが、
そんなのないよ、というあなた。
これも過去記事にちょっと書いておきましたが簡単な方法あります。
過去記事
→ あさりの砂抜きを50度洗いで簡単に!
その方法は、
水道水と熱湯を1:1で混ぜる、
です。
細かい計算は過去記事に書いておきましたのでここでは書きませんが、
これでだいたい50℃になります。
さていかがでしょうか。
夏本番、冷えた麦茶を持って海へ山へと行く時はピカピカの水筒で!
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