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電波時計でも狂うことがある!その原因と対策とは?

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

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電波時計って究極の時計だと思ってたんです。

もうそこまでやらなくてもいいじゃないかと思ってました。

だいたい、普段使っている時計でも最近のデジタル式のものってそんなに狂わないし、
日常生活で1、2分時間がずれたからってどうしたんだ、と思ってますから。

フリーライフですからね。

なのに、その電波時計が狂うことがあるなんて!

電波が入らなかったら狂うんでしょうけどその原因と対策、ちょっと調べてみましょうか。

 

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電波時計が狂う原因

そもそも電波時計はどうやって時刻を合わせているのか?まずはここからですよね。

ウィキペディアによると、

標準電波の送信局から送信される原子時計による日付・時刻情報のデジタル信号を受信し、自動的に時刻を合わせる時計が電波時計であり、電波が正常に受信できる環境に限り、秒単位で正確な時刻を知ることができる。

ということです。

だから標準電波が正しく届けば狂わないはず。逆に言うと、電波が届かなかったら狂うわけです。

それで、正確な時間の電波を送ってくる送信局というのがあるようで、日本だと以下のとおり。

日本では「JJY」と呼ばれる標準電波の送信局があり、福島県大鷹鳥谷山のおおたかどや山標準電波送信所(送信周波数40kHz)と、福岡県と佐賀県との県境に位置する羽金山のはがね山標準電波送信所(送信周波数60kHz)の2つの送信所で、ほぼ日本全国をカバーしている(ただし先島諸島、小笠原諸島などは範囲外。逆に、日本と時差のない韓国の全域に電波が届くために、日本製の電波時計がそのまま使用できる)。

おおたかどや山標準電波送信所

はがね山標準電波送信所

福島県と佐賀県。田舎の山の上にあるということですね。

 

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電波時計が狂う具体的原因

標準電波の停波

それで、この2つの送信局から電波を受けるわけですが、以外にこの送信局メンテナンスとかやってるんで、

標準電波の停波

ということがあるそうです。

2局が同時に停波したら狂ってしまうわけですが、それはほとんどないみたいですね。

だから両方の電波を受信できる時計ならこの理由ではそうは狂わないということのようです。

電波が届かない環境

たぶんこれも多いと思います。

結局電波が入らない場所では電波時計は役に立たないわけです。

AMラジオが受信しにくいとかと同じ現象です。

ということは、

強固なコンクリートの建物の中

なんかは電波が入りにくいので電波時計が狂う原因になるということです。

もちろん、送信局から遠いところもダメです、といっても日本で入らないのは小笠原諸島とか、
そういう場所だそうですが。

電池残量の減少

当然ですが、電波時計そのものの故障とか、電池が弱っているとかは時計が狂います。

中には電池残量が少なくなると電波受信よりも時計機能を優先させるために、
電波受信をやめてしまう機能が付いている時計もあるようです。

精度の高い時計ならそれでも問題ないということなんでしょうが。

磁気が発生している

磁気が発生しているところでは電波時計は狂うそうです。

OA機器なんかがあると磁気が発生していますので時計が狂いやすいということになります。

地震があると電波時計が狂う!

地震があるときにも磁場が狂うので電波時計が狂う、という話がありますが、
これは確認できていないのでどこまで本当か分かりません。

ただ、花崗岩は衝撃を受けると電磁波を放射するという研究発表はされているので、
地震の時に電波時計が狂ったとしても不思議ではありません。

むしろ、これまで問題なく動いていた電波時計が突然狂い始めたら、
地震の前兆ということで対策をとったほうが良いのかもしれません。

電波時計でも狂うことがある!その対策とは?

原因が分かったところで対策になります。

まず、時計自体が故障していないかどうか、ということ。

それが確認できたら、電波が入りにくい建物ではないかということを確認すること。

それで、電波が入りにくい建物だということならその対応は、

電波の入りやすい場所に時計を置いてみる。

最近の電波時計は電波が入りやすいかどうかをLEDなどで確認できる機種もあります。
そういうのがない場合は、たとえばAMラジオなどを使って、
電波が入りやすいかどうかを確認することが出来ます。

その後、電波が入りやすい窓際などに時計を置いてみて時刻が合うかどうかチェックします。
通常は数時間放置しておけば時刻は合うようです。

 

それから、突然狂う時の原因はやっぱり時計自体の問題のことが多いです

特に太陽電池で動いているものの場合、ソーラーバッテリーだから大丈夫と思っていても、
内部の蓄電池がやられていることがあります。

太陽電池で電気を作っているのに、内部のバッテリーが劣化していて電気が蓄電できていない場合、
日光が当たっている間は問題ないのに、夜間電波を受信できずに時刻が狂うとか。

機種にもよりますが、内部バッテリーは寿命が3年程度だそうです。

太陽電池だから経済的なんて思っていたら、普通の乾電池を普通に交換していたほうが長持ちした、
というのはよくあること。

あんまり信用し過ぎないほうがいいようですね。

電波時計の時刻合わせをいくら対策しても狂う場合

通常のクオーツ時計との切り替え機能が付いている電波時計なら、
あんまり電波時計が狂うようなら、むしろ通常のクオーツ時計に切り替えて、
使用したほうが良いのかもしれません。

何のための電波時計だ、という事にはなるのですが、
目覚ましなんかに使っているなら、少々の時刻の狂いよりも、
突然大幅に狂われる方が困りますから。

その他、インターネット回線から時間情報を取得する「NTPリピータ」という中継器もあります。

これであれば電波時計が電波を拾わないということはなくなるのですが、
値段が高い!集合住宅で使うとか言うならともかく個人的に使うというのは、
何か事情がない限りナンセンスです。

ヘタすると電波時計より値段が高いですから。

 

電波時計、電波がちゃんと入る通常の環境で使用する分には非常にいいと思います。

常に正確な時刻がいい、という人は気分よく過ごせるのではないでしょうか。

フリーライフのおっさんは、あんまり時間気にしないのですが・・・

 

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