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風呂の鏡って曇りますよね。
メガネや車の曇り止めとか塗ればいいんでしょうけど、
それは高く付きそうな気がする。
なんかいい方法ないかなと調べてみたところ、ありました!
それは、液体のりを塗る、という方法だったのです。
風呂の鏡の曇り止には液体のりがいい
ネットで調べてみると、風呂の鏡の曇り止めには液体のりがいいそうです。
成分にPVA(ポリビニルアルコール)というものが含まれているやつ。
こんなやつ。
たぶん、似たようなのりはどこの家庭にもあるでしょうし、
文具店ならもちろんですが、コンビニでもスーパーでも売ってると思います。
やり方は簡単。
1.風呂の鏡の汚れを取る。ひどく汚れているならクリームクレンザーなんかで洗いましょう。
2.水分を十分に拭き取る。
3.液体のりを鏡に塗る。
鏡があまり大きくなければ、鏡全体にW字を書いて、
お湯をかけてから塗ったところを手で延ばし、鏡全体にのりを塗るのが良いようです。
鏡が大きい場合は、W字をいくつか書いて、お湯をかけてから鏡全体に行き渡るように、
手で延ばして行きます。
4.鏡全体にのりが塗れたらティッシュペーパーで拭き取る。
これで完成。環境にもよりますが、だいたい5日程度は持つようです。
他にも、液体のりの代わりに歯磨き粉を使うとか、じゃがいもの皮を使うとか、
シャンプーを使うとか色いろあるようですが、コスパ的にお得なのはこれのような気がします。
風呂の鏡の曇り止めに液体のりがなぜ使えるのか
それにしても、なぜ風呂の鏡の曇り止めに液体のりが使えるのでしょうか。
それはPVA(ポリビニルアルコール)という成分によるものだそうです。
そもそも、鏡が曇るというのは、鏡に小さなとても水滴が付いている状態、
と考えることが出来ます。
曇りを止める考え方としては、そもそも水を寄せ付けないか、
水滴を作らせなければいい、ということらしいです。
まず、水を寄せ付けないというのは、湿度の高い風呂場では無理。
となると、水がついても水滴にならなければいいということなんですが、
ここでPVAが出てきます。
PVAは水と非常に馴染みが良い性質(親水性)の物質なので、
PVAの表面の水は水滴ではなく、水膜になるようです。
小さな水滴が鏡の表面に沢山あると光が乱反射して鏡が曇るわけですが、
水膜の場合は光は透過するので乱反射は起こらず曇らない。
PVAを塗っておけば鏡が曇らない理由はそういうことのようです。
ですから、同じ効果がある物質であれば鏡の曇り止めにはなります。
たとえば、界面活性剤(親水性の部分と疎水性の部分が含まれています)が含まれているシャンプーや洗剤、
歯磨き粉なども水滴を水膜にするので曇り止めになります。
じゃがいもの皮の内側は「澱粉」であり、澱粉は親水性の物質なので、
それを鏡に塗ってもPVAと同じような効果が出ます。
もちろん、メガネや車のガラスの曇り止め、ということで販売されているグッズを使えば、
効果は出ます、というか効果があるから売ってるわけですが。
ただ、このブログで液体のりがいい、と言っているのは、
市販の曇り止めよりも安くて手軽に入手できることと、
洗剤や歯磨き粉なんかよりもガラスに対する密着性がいいので、
比較的長持ちする、という理由からです。
いかがでしょうか。
風呂の鏡が曇らないのは気持ちが良いものです。
液体のりで曇らないなら試す価値ありだと思います。
たとえ、思ったほどうまく行かなかったとしても、
大した出費でもないわけですし。