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大阪府茨木市の自然に包まれた場所に誕生した「ダムパークいばきた」。この新しい観光施設では、ただのアウトドア体験にとどまらず、ちょっとユニークなグルメも楽しめるんです。そのひとつが、写真でも目を引く「ダムカレー」!今回、私が実際に足を運んで味わったこの一皿をご紹介します。
ダムを模した盛り付けが楽しい!「安威川ダムカレー」
トレイの上にどーんと乗せられたオーバル型の大きなプレート。その中心にあるのは、まるで実際のダムの堤体を思わせるような形にしっかりと盛り付けられた黄色いサフランライスです。周囲には、たっぷりと注がれたカレールーが深く溜まり、本物のダム湖を連想させます。ルーの中には、ホロホロとやわらかく煮込まれたチキンが2切れ、存在感を放ちながら沈んでおり、一口食べればスパイスの豊かな香りとともに、どこか家庭的でほっとするような優しい味わいが広がります。
さらに目を引くのは、プレートの端に添えられた彩り豊かなサラダです。シャキシャキのレタスをはじめ、赤や黄のパプリカ、ジューシーななすなど、見た目にも美しい野菜が盛られています。そしてその隣には、カリッと揚がったサクサク食感のフライドポテトが並び、満足感のあるボリュームを演出しています。全体として、見た目の楽しさはもちろん、栄養バランスにも優れている点が魅力的です。
そして注目したいのが、飾りとして添えられた紙製のパネル。そこには「安威川ダム」のイラストが描かれており、ダム好きにはたまらない演出がなされています。まるで食べる模型のような仕上がりに、思わず写真を撮りたくなること間違いなしです。
「ダムパークいばきた」ってどんなところ?
「安威川ダムカレー」を提供している「ダムパークいばきた」は、現在建設が進んでいる「安威川ダム」に隣接した体験型施設です。茨木市が中心となって整備を行っており、ダムの建設現場を間近で見られる貴重なロケーションにあります。施設内では、自然とのふれあいを楽しめる各種体験や、週末を中心としたアウトドアイベントが定期的に開催されており、家族連れや友人同士でのレジャーにもぴったりのスポットです。
また、地元産の農産物や加工品などを販売するコーナーもあり、地域の魅力に触れることができるのもポイント。ダム建設に関するパネル展示や模型もあり、土木や水資源に関心のある方にとっても興味深い内容となっています。
今後、安威川ダムが完成すれば、広大なダム湖が形成され、周辺には美しい自然景観と調和した新たな観光地としての魅力が一層高まる予定です。その変化の過程をリアルタイムで感じられるのが、「ダムパークいばきた」の大きな醍醐味なのです。
食べて学べる、ちょっと知的なランチタイム
「安威川ダムカレー」は、見た目のインパクトだけでなく、学びの要素も含まれたユニークなランチメニューです。料理に添えられている紙パネルには、安威川ダムの高さ「約100m」など、実際の構造に関する情報が記載されており、まるでミニチュア展示を楽しんでいるような気分にさせてくれます。
特に面白いのが、カレーのルーがダムの「放流」をイメージして注がれているという点。スプーンで少しずつルーをすくいながら、ご飯の「堤体」が崩れていく様子を楽しむこともできるなど、細かな演出が随所に施されています。見た目だけでなく、食べる過程でもダムを体験できるような構成になっており、大人も子どもも夢中になってしまいそうです。
こうした体験は、子どもたちにとっても知的好奇心をくすぐる絶好の機会になります。親子でランチを楽しみながら、ダムの役割や構造について自然と会話が生まれる、そんな貴重な時間が過ごせるメニューといえるでしょう。
まとめ:自然と学びと味覚が融合した新名所
今回訪れた「ダムパークいばきた」は、自然の豊かさと地域の魅力を活かしながら、新しい観光資源を生み出そうとする取り組みの一環として注目を集めている場所です。茨木市北部という立地の良さに加えて、整備が進む安威川ダムの存在が、エリア全体に新たな命を吹き込んでいます。
中でも「安威川ダムカレー」は、視覚、味覚、そして知的な興味をすべて満たしてくれる一品で、訪れた人々の心に強く印象を残すこと間違いなしです。食事という日常的な行為を通して、地域の工事プロジェクトや自然との関わりを身近に感じられる点も、大きな魅力のひとつです。
茨木市内からのアクセスも比較的スムーズで、車やバスでも訪れやすいため、ちょっとした日帰りのドライブにもぴったり。自然を感じたい週末や、子どもとのお出かけ、そしてユニークなグルメを求める旅に、ぜひ「ダムパークいばきた」を訪れてみてください。きっと、思いがけない発見と楽しさが待っているはずです。