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先日友人と飲んでいて、そう言えば関東の人って「ひ」と「し」の区別がつかないんだよね、っていう話になりました。
そう言えば、昔、東京に出張した時、タクシーに乗って「朝潮橋」と言ったところ、「あさしおばし」ではなくて、「あさひおばし」と言われたようなきがする・・・
自分は大阪在住ですから、関東の言葉はよく分かりません。
それで、気になったので「ひ」と「し」の区別がつかない理由について調べてみることにしました。
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まずはネットで調べてみたんですが。
どうも「ひ」と「し」は本当に区別がついていないらしい。
確かに江戸前の落語何かを聞くと、かなりの割合で「ひ」と「し」は逆転してると思うんですよね。
潮干狩りは、「しおしがり」、コーヒーは「コーシー」になるらしい。
東は「しがし」、ニシキヘビは「にひきへび」、になるんだとか。
生活の上で困ることもあるようで、農業の「配合飼料」が「配合肥料」になったりすると。
どこまでが本当か分かりませんが。
それなら、シマウマは「ひまうま」なのかとか、「ひえひえ」は「しえしえ」なのかとか、なんだかおかしな日本語が浮かんでしまうんですけど。
冷え冷えのコーラ注いでくれ、というのが「謝謝のコーラ注いでくれ」になって、お前何人なんだよ!みたいな感じになるんですけど。
まあ確かに、お久しぶりというのは「おしさしぶり」と言ってるような気もします。
それにしても、この「ひ」と「し」の区別がつかない理由は何なんでしょうか?
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それで関西では「ひ」と「し」は明確に区別されるのにどういうわけで関東では区別されないのか?
関東とひとくくりにするのは乱暴ではありますが、正直自分には東京も埼玉も栃木も茨城もあんまり区別がつかないので、首都圏とか関東とかになってしまうんですが。
それはともかく、その地域では「ひ」と「し」の区別がつかない理由はなんなのか?
ネットを調べているうちにこれかも、というのを見つけました。
それは、そもそも「ひ」という音が関西と関東では違うと言うんですよね。
極端な言い方をすると、関西では「ひ」は「ひぃ~」という感じで長めの母音が付く感じなんですよね。
一方、関東では「ヒッ」という感じで「母音」が短くなるというか、早口で撥ねるような喋りになるということみたいなんですよね。
だから、「し~おひぃ~がり」、と発音すれば「ひ」と「し」の混同は起こらないと思うんですが、「しおひがり」を早口で巻き舌で母音をあまり明確に発音しない場合は「ひ」と「し」の区別がつかなくなるのかなと。
それでも「ひぃ~おし~がり」というのかもしれませんが。
ただ、喋り方そのもの、アクセントや抑揚、速度などの違いによって起こっていることではないか、という気がしています。
いかがでしょうか。
こういう音の混同とか区別がつかないというのはよくある話だと思います。特に方言の場合は多いんじゃないかなと。
たしか、東北地方では「い」が「え」に変わるとか、そんなのもあったような気が。
よく考えてみると日本語は標準語で習いますけど、現実の生活で標準語を話している人は殆どいません。
標準語っぽい言葉を話している人はいるんでしょうけど、言葉で商売をしているアナウンサーやタレントならともかく、大阪でそんな標準語で話をしていたら、「なに気取っとんねん」と言われるでしょうし。
いずれにしても喋るときにどう発音しようがかまわないと思うんですが、通じないのだけは困るよなと。
最近はメールやLINEの文字でやり取りするから大丈夫なのかもしれませんが。
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