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会社名って微妙なのが多いんですよね。取引先なんかだったら間違えるとそれは相当失礼だし。メールの宛先を書く時でも前株か後株かなんて結構気にしながら書いてました。
特に戦前からの会社の場合、仮名遣いが現代の表記と違ってるなんてのもあるんですよね。
音が濁るか濁らないかとか、「ヤ」「ユ」「ヨ」「ツ」が大きいのか小さいのか、ゐ、ヰ、ゑ、ヱ、というような旧字の仮名になってないのかとか。
もちろん、そういうややこしいというか間違いやすい会社名身近にも結構あるんですけど、どの会社名を間違いやすいと感じているのかという調査があったので見てみようかなと。
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それでは早速間違いやすい会社名ランキングです。
第1位:キヤノン
第2位:シヤチハタ
第3位:キユーピー
第4位:三和シヤッター工業、東洋シヤッター、文化シヤッター
第5位:富士フイルム
第6位:アメリカン・エキスプレス、日本コロムビア
という感じ。
「ヤ」「ユ」「イ」の表記とか、「ク」と「キ」の違いなんかがややこしいですよね。
個別に見てみましょうか。
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これらは「ヤ」が大きいか小さいかということですけど、大きい「ヤ」が正解ということのようです。「ヤ」が小さいとデザイン的にバランスが悪いというのが理由みたいですね。
創業が戦前の古い会社は「ヤ」は旧仮名遣いということもあるんだろと思います。まだまだ喋るように書くということが下品だとされていた時代だったと思います。
こういうのって、読み方はキャノンでも、表記はキヤノンだろう、なんていう議論さえなかったのではないかなと。それが当たり前すぎて、そんなことを確認しようものなら、今更何言ってんだ、みたいな感じだったんじゃないかなと思いますね~。
キユーピー
これも「ユ」が大きいんですね。ここを「ュ」とすると、「キューピー」となって「ュ」の上の横棒と、伸ばす音の横棒が重なってバランスが悪いんだそうです。
確かにこれ、文字の間隔が狭かったら、社名の真ん中に取り消し線みたいな横棒が走ってるように見えますから、ちょっとイヤですよね。
富士フイルム
「フイルム」も読み方は「フィルム」と読む人のほうが多いんでしょうけど、正しくは「フイルム」なんですね。
小さい「ィ」も間違いやすそうです。
アメリカン・エキスプレス
これは、「エキスプレス」が正しい。「エクスプレス」ではないんですね。
この「キ」と「ク」の表記もややこしくて、自分が会社に勤めていた頃はインキ屋さんなのかインク屋さんなのか、よく分からないというのがありました。
マジックインキだし、インクジェットだし、どっちなのかな~、みたいな。
自分が普段使うものならどっちでもいいじゃないかということなんですが、これが取引先の社名なんかだったらそこの一文字を間違えると商品の登録が出来なかったり、間違った社名で納品書やら領収書やらを送ったらそれはとても失礼になるし、気を使いましたね~。
当時はネットもそんなになかったのでホームページで確認ともいかず、名刺があれば良いんですがそれも見当たらない時はわざわざ先方に電話して確認したりしてました。
日本コロムビア
これは表記が旧仮名遣いということなんですよね。読み方は「コロンビア」ですけど、コロンビア共和国なんかとの混同を避けるためあえて旧仮名遣いのままにしているんだそうです。
これは商標なんかの問題で結構ややこしい感じですね。
いかがでしょうか。
他にも、(正)ブリヂストンと(誤)ブリジストン、なんかもありますよね。しょっちゅう目にする社名の割には書いてみろと言われると意外とどっちだったっけ、みたいなのがあるものです。
社名は間違えると失礼だし実務的にも問題が出ますから、迷ったら確認して正しく書くようにしないといけないですね。
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