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管理人のおっさんです。
今回は、親切はなぜ親を切ると書くのか、というお話。
管理人、いつもお前は親切心がないとか、もっと人に親切にしなさいと言われてました。
今でも言われてますけど。
でも、親切って、「親」を「切」るって書くじゃないですか。
俺にはこんな残酷なことは出来ねえ!
とか思ってましたね~
屁理屈ですけど。
なので管理人、ずっとこれ気になってました。
でも辞書も引かず、検索もせずでここまで来てしまいました。
なんだろうなと思いながら調べてなかったんですよね~
それで。
今回は、ちょっと調べてみることにしました。
すると、色々な説があるようです。
ということで。
この記事では、親切はなぜ親を切ると書くのかについてお話したいと思います。
[ad#ad]親切はなぜ親を切ると書くのか?「切」の文字は切るの意味ではない?
管理人、ちょっとネットで調べてみたんですが。
いくつかある説の中からこれかなと思うのが以下の説です。
==ここから==
実は、「切」という漢字には、ある漢字の下に付いて「非常に~~である」という意味を表す働きがあります。
つまり、「親切」の場合は、「非常に『親』である」という意味になるのです。
そしてこのときにもう1つ重要なのは、「非常に~~である」の「~~」の部分には、日本語ではふつう、動詞や形容詞が入りますから、「○切」の「○」の漢字も、動詞や形容詞として理解しなくてはいけないことです。
つまり、「親切」の「親」とは、「おや」ではなくて、「したしい」「したしむ」という意味なのです。
というわけで、「親切」という熟語は「非常にしたしくする」という意味になります。
同様の熟語としては、「痛切」「哀切」「適切」「懇切」などがあります。
==ここまで==
漢字文化資料館HPより引用させていただきました。
管理人は知らなかったのですが、「切」には「非常に~~である」という意味もあるんですね。
それと親切の「親」は「両親」ではなくて「したしい」の意味。
だから親を切る、ではなくて、非常に親しい、ということになるんだとか。
〇〇切、という熟語が数多くありますが、非常に~~である、ということだったんですね。
勉強になりました。
【親切はなぜ親を切ると書くのか?他の説】
管理人は、「切」という文字が、「非常に~~である」の意味だということで結構納得したんですが、他にも説があるようです。
知恵袋を見ていると、たとえば、
==ここから==
「親切」というのは「親を切る」のではなく、「相手にぴったり寄り添う」という意味の語です。
==ここまで==
という説明がありました。
親の方はやっぱり「したしい」の意味。
なので、刃物が皮膚にぴったり寄り添うようにしたしむ、ということになるんだとか。
管理人、これもそうなのかなと思ったんですが、でも皮膚に刃物を当てられても、感覚的に親切とは思えません。
この説明にはちょっと違和感ありますね。
本当はこちらかも知れませんが。
ちなみに。
「切」という文字を調べてみると「セツ」「サイ」という音読みと「き(る)」という訓読みがあるんですよね。
知ってると思いますけど。
それで、どうも音読みの「セツ」の方は寄り添うとか、熱心にとかひたすらとかそういう感じもあるわけですよね。
「サイ」は一切、みたいな感じですべて、の意味。
訓読みの「き(る)」は、切り離す、切断するという意味になるのかなと思います。
なんとなく、ですけどね。
同じ文字ではありますが、読み方で意味が違っている感じがします。
[ad#ad]管理人のまとめ
今回は、親切はなぜ親を切ると書くのか、というお話でした。
これは親を切るのではなくて、このときの「切」は非常に~~である」という意味なんだそうです。
「親」はしたしい、の意味ですから、親切は、「非常に親しい」という意味になるんだということでした。
大切、なんていうのも似たようなものなんでしょう。
このときの「大」は重要の意味で、「切」は「非常に~~である」の意味。
だから「大切」は「とても重要」、になりますよね。
また「切」の読み方でも意味が変わるようです。
音読みだと「非常に~~である」とか寄り添うとか、迫っているとか。
訓読みだと「切り離す」の意味になるとか。
「裏切り」だったら、この「裏」が「心」の意味で「心の中で縁を切る」から「裏切り」になるみたいですね。
親切と裏切り、どちらも「切」という文字が使われていますが、意味は全く違うようです。
人間、親切で痛いものですね~
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