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管理人のおばさんが亡くなりました。
享年75歳。
子供はおらず、旦那とは死に別れて一人でした。
近くに弟が住んでいたので、完全に独居老人というわけではなかったのですが、ほぼ一人で身よりもなく、相続させる人もおらず、相続する財産もないという感じでしたね。
長年借家住まいで、土地も家もないので相続で見苦しいこともありませんでした。
財産がないとは言え、37年間も同じ場所に住んでいたのでそれなりに家財道具というか粗大ごみがあって、その処分が大変そうでした。
その中のひとつが仏壇。
ということで。
この記事では仏壇の処分についてお話したいと思います。
仏壇の処分は仏具店に持ち込むのが簡単
いきなりネタバレしてしまいましたが、仏壇の処分は仏具店に持ち込むのが簡単なようです。
ネットで調べた感じでは、
お寺で処分をお願いする
仏具店に処分をお願いする
粗大ごみに出す
というのがありました。
ただ、いくら神仏を信じないとしても、粗大ごみはちょっとな~と思ったのでこれはやめ。
お寺で処分というのも、葬式が終わったあとにまたお寺になにか頼むのかと思うと、かなり面倒くさい。
なにしろ、すぐにお布施が必要になりますからね~
庶民からすると高額ですから。
ということで消去法で仏具店に持ち込みました。
結果。
3000円で引き取ってくれました。
引取費用は仏壇によっても仏具店によっても違うんでしょうけど、管理人の場合はおばさんの自宅の近所の仏具店にお願いしました。
そもそも、その仏具店で仏壇を購入していたので、返却しに行ったようなものです。
引き取った仏壇がどうなるのかは知りませんが、とりあえず3000円で片付いたのでまあ助かったかなと。
こういうときって、ちょっとでも得しようとか、そういう頭が働かないものなんですね~
買い物するなら安いところを探して、通販だったら送料とかポイントとかそういうのを気にして買い物するのに。
まあ、今回は仏壇は小さかったし、こちらから持ち込んだのでこの程度だったのかもしれません。
こんな感じで、仏壇はあっさりと片がついたのでした。
遺品整理について
葬儀が終わったあとに遺品整理をしてたんですが、これがとても面倒くさい。
本当に欲しいものは貴金属やアクセサリであって、家電や洋服はあまりいらないんですよね。
液晶テレビとか冷蔵庫、洗濯機、掃除機なんかもありましたけど、そもそも自宅にあるし持ち帰ってもじゃまになるだけ。
故人の写真や書類も、たくさん残っていてもしょうがないので棺に入れました。
こういうのって見てるとキリがない。
色々思い出すことはありますけど。
それから、タンスなどはもう自力でどうにかしようとさえ思いませんでした。
要領の分かっている人なら自分でトラックを借りてきて、自治体の廃棄処分場で廃棄するとか出来るんでしょうけど、そういう手配もよくわからないし、それ以前にタンスなんかを部屋から出してくるのも出来る気がしない。
ということで遺品整理屋さんに頼むことにしました。
葬儀屋に紹介してもらったんですけど費用は約30万円。
やっぱりそれくらいするのか、と思いましたね。
でも後から考えると、もうちょっと相見積もりとかとったほうが良かったかもとも思いました。
まあ、葬儀屋の紹介なら間違いはないと思うんですけど。
ネットでも遺品整理業者紹介がありますね。
こういうやつ。
いわゆる一括見積ですけど、気持ちに余裕があればこういうのも使うんですけど、実際のところそこまでの余裕はなかったんですよね~
おばさんは病院でしばらく寝たきり状態だったので、そのうち亡くなるだろうとは思ってましたが、予想より早かったんですよね。
だからそういう準備はやってませんでした。
もうちょっとよく考えれば出来てたはずなんですけど。
やっぱり、もしかしたら回復するかもという期待があったので、先に遺品整理をとかやる気にならなかった。
借家だとは言え、そんなに焦らなくても良かったんでしょうけど、ゆっくり整理をなんてやっぱり出来ない。
結局、葬儀屋の言いなりみたいになったんですが、どうせ自分では出来ないし、費用がかかっても紹介された遺品整理屋に頼むことになりました。
管理人のまとめ
今回はおばさんが亡くなったときに体験した仏壇の処分方法と費用についてのお話でした。
仏壇は仏具屋に引き取ってもらうのが簡単。
小さな仏壇だったので引取費用は3000円で済みました。
それから、遺品整理屋に聞いたところ、さすがに仏壇は嫌だったようです。
普通の感覚では粗大ごみには出来ませんからね。
おばさんは、旦那を亡くしてからは独居老人で、最終的には腎臓を悪くして病院に約9ヶ月入院して亡くなりました。
特に誰にも迷惑をかけず、財産はありませんでしたが借金もありませんでした。
相続人もいないので生命保険もなにもない。
銀行の普通預金と郵便局の貯金を葬儀に使って残ったのが数十万円程度。
晩年には年金が入ったらすぐに小遣いをもらいに来る弟に気前よく小遣いをやって、スーパー銭湯に入ってちょっとした食事をするのが楽しみという人でした。
世間の記憶に残ろうとか、何かを残そうとかそういうのはなくて、ただ消えていったという感じで、それはそれで見事だったのではないかと思います。
借金を残して迷惑をかける人や財産を残して相続で喧嘩する人がいる中で、穏やかなものだったかなと。
ちなみに、葬儀にかかった費用は
葬儀代(自宅葬儀と火葬)30万円
お布施と戒名30万円
共同墓地への納骨代30万円
遺品整理30万円
その他にも何かとかかっていますが、大きいところはこんな感じ。
本当に家族というか親戚だけの葬儀だったのでかなり安くなったのかなと。
それにしても。
親戚のおばさん、元々元気な人だっただけに、かなりショックではあります。
亡くなって、もうツライ目をしなくてもいいのが救いなのかもしれません。
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