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紫外線が強くなる季節、女性は特にお肌が気になるんではないでしょうか。
おっさんの私としては小麦色の女性というのもいいんですが、女性からすると白い肌が日焼けしてトラブルが起こったりするのは困りものでしょう。
実際、自分の母親も紫外線アレルギーで、夏場は日傘に帽子で長袖を着ていないと皮膚が腫れてしまうようです。
暑いのにご苦労様・・・
ということで、UVカーディガンがあれば、夏場日焼けを防ぎちょっとでも涼しくなるのではないかと思うのですが、その効果はいかほどなのか?調べてみようじゃありませんか。
UVカーディガンには紫外線カット効果があるのか
UVカーディガン自体は、ユニクロや無印良品なんかの色んなメーカーが出してますね。ではそれらはUVカット効果があるんでしょうか?メーカーはもちろん効果があるから売ってるんですが、実際のところはどうなのか?
ということでちょっと詳しく調べてみました。
まず、紫外線カットといっても方法は大きく分けて2種類あるようです。
ひとつは、
紫外線吸収剤(t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、メトキシケイヒ酸オクチル他)
というラジカルを捕まえる系の有機系薬品を繊維に付着させたもの、
もう一つは、
紫外線散乱剤(酸化チタン、酸化亜鉛)
という、紫外線を反射する無機系薬品を繊維に練り込んだもの、
ということのようです。
実際のところ、有機系の薬品を付着させるなら、もとの繊維は通常の衣服と同じで、後から薬品をコーティングするだけになるので加工が簡単というか、トータルコストが安くなるでこちらがメインと思われます。
一方、無機系薬品の酸化チタンや酸化亜鉛を繊維に練り込むとなると、専用の設備が必要になるし、練り込んだ繊維はUVカーディガンにしか使えないので、よほど大量に売りさばくことが出来ないかぎり、在庫リスクが怖くて出来ないと思われます。
そして肝心の紫外線カット効果ですが、これは当然あります。
ただし、問題もあります。
洗濯したり光に当たる時間が長くなると効果が落ちてくるということです。
UVカーディガンを洗濯したら日焼け止め効果は落ちるのか
明確に何回洗濯したら効果がなくなるとかいうのは分からないんですが、有機系の紫外線吸収剤の場合、繊維にコーティングしているだけなので何回か洗濯すると効果は落ちるはずです。
繊維に練り込んでいるなら薬品は剥がれ落ちにくいですが、コーティングの場合は薬品が汚れとともに落ちる可能性があるからです。
もう一つの弱点は有機系の場合、紫外線を吸収した分、薬品自体も壊れていきます。だから光に当たった分効果が薄れていくのです。ちょうど、絵の具で描いた絵の色が色褪せていくのと同じように、光が当たると効果が減少していくわけです。
そいういうことでUVカーディガンは日焼け止め効果はあるのですが、賞味期限のようなものもありますから、その点十分注意してください。
ということなんですが、最後にちょっと裏技。
実は、「UVカット洗剤」というのがあります。
こんなやつ。ファーファから出てます。
UVカット 洗濯洗剤 液体 ベビーフローラルの香り 本体 800ml
これはアマゾンですが、楽天でも普通のスーパーでもネット通販でも売ってます。
これを使えば賞味期限が切れたカーディガンもUVカット率がアップ!
カーテンでもなんでも紫外線が気になるものはお洗濯すればUVカットできる!
ということなので紫外線に悩んでいる方は試してみていいかもしれません。