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管理人のおっさんです。
今回は、フレアスタックとは余剰ガス焼却時の炎。地震の事故防止にも、というお話。
管理人、フレアスタックという言葉を知りませんでした。
wikiによると、
==ここから==
フレアスタック (flare stack) は原油採掘施設、ガス処理施設、製油所などで出る余剰ガスを無害化するために焼却した際に出る炎、また、その手法である。
==ここまで==
ということだそうです。
石油コンビナートなんかでなんとなく燃えているやつってこれだったんですね~
ところで。
これが地震と何の関係があるのか?
ちょっと考えてみました。
ということで。
この記事ではフレアスタックとは?余剰ガス焼却時の炎、地震の事故防止にも、というお話をします。
フレアスタックは地震のときの事故防止にもなる?
管理人、フレアスタックと地震の関係を調べてみたんですが。
どうも、地震のときの事故防止にもなるみたいなんですよね。
どういうことか?
まず、地震が起こってプラントが停止したとします。
すると、余剰のガスが普段以上に出てくることになる。
それはそうですよね、化学反応をさせていたのが止まるわけですから、反応していないガスなんかが出てくるわけです。
もちろん、何でもかんでもそうなるわけではありませんが、そういうガスが出てくるプラントもあるということ。
石油化学コンビナートなんてどう考えても不測の事態が起こったときに余剰ガスが出ますよね~
それで。
このガスなんですけど、大抵の場合は可燃性のガス。
で、怖いのはガス爆発です。
一番事故になるのは、ガスが充満して、一気に火がつくこと。
こうなるとプラントが吹っ飛ぶくらいの大爆発が起こります。
なので、「フレアスタック」。
余剰ガスを充満させないように、危険がないレベルで焼却する。
ガスが充満して一気に火がつくとドカンと爆発しますが、ガスが充満しないように徐々に燃やせば事故にならずに済む。
こういう感じだそうです。
なので、プラントで事故が発生した場合、長時間火災が発生したりするんですけど、あれはわざと燃やしている場合もあるんだそうです。
結局、可燃性のガスを扱うプラントで怖いのは充満した可燃性ガスが爆発することなので、一気に爆発しないように徐々に燃やしているということ。
フレアスタックと考え方は同じです。
テレビなんかでは長時間に渡り火災が続いているなんて報道しますけど、それは爆発を防ぐための処置。
原料の可燃ガスが無くなるまで徐々に燃やす方が被害が少なくて、下手に火災を消してしまうとその方がガスが充満して爆発する危険性があるからなんだそうです。
まあ、テレビの人からすれば、なんで長時間火災を放置するんだ、という報道をしたほうが面白いのでしょうが、本当は事故を大きくしないための処置。
そういうところを正しく伝えてほしいんですけど、そうは行かないみたいですね~
管理人のまとめ
今回は、フレアスタックとは余剰ガス焼却時の炎。地震の事故防止にも、というお話でした。
管理人、東日本大震災のときに、鹿島の石油化学プラントが爆発を起こして大変だったと聞いたことがあります。
あそこまでの大地震になればもう対応は難しいのかも知れませんが、そこまで行かない地震でプラントの機能が停止したときには安全装置として「フレアスタック」が使われるということ。
工場からの炎が大きくなると事故があったのかと驚きますけど、むしろそれが事故を未然に防いでくれる対策だということ。
安全装置が正常に作動している、と考えていいみたいですね。
こういう専門的なことは素人的な感覚とは真逆の対応が正解だったりします。
いずれにしても。
事故などが起こったときは専門家を信用するしか無いんですけどね~
この記事がフレアスタックの参考になればと思います。
地震や事故は本当に起こらないようにと思います。