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阪急沿線宝塚線 西国七福神 集印めぐり

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七福神とは恵比寿神、大黒天、毘沙門天、福禄寿、弁財天、寿老神、布袋尊の七つの神は、平安時代から福をもたらす神様として、個々別々に信仰されていました。

そして室町時代になると、これらの福神は「七」という聖数を当てられ、福徳施与の神として広く一般に親しまれ、信仰されるようになりました。これが「七福神」の始まりです。

曽根 萩の寺・東光院 毘沙門天

秋になると境内一円に乱れ咲く萩の花で名高い萩の寺は、天平年間(735)行基菩薩が大阪の中津に薬師堂を建立されたのが始まりで、延宝9年、霊全和尚により東光院と称されました。

大正三年に現在の地に移建されています。本草は行基自作の薬師如来で、七福神毘沙門天像は、脇士とともに仁孝天皇の勅許作です。境内には正岡子規の花の句碑もあります。

毘沙門天:勝運出世の神

毘沙門天は、仏法を守護する四天王の一つです。甲冑を身に付け、片手に宝塔、片手に宝棒を持ち、勝運出世の神として信仰されています。

最寄り駅:曽根駅

蛍池 圓満寺 福禄寿

南蛍池の丘に建つ圓満寺は、天平元年(729)行基菩薩がこの付近の新免の庄を中心に建立した今禅寺という大伽藍の一宇でした。

しかし、度重なる災禍により焼失、後年現在の地に建立され、禅曹洞宗に改めて延年山圓満寺と称します。大晦日になると、除夜の鐘をつきに行くる人々で境内は賑わいます。

福禄寿:福寿を司る神様

福禄寿は、中国・道教の信仰神で寿老神と一柱とされることもあります。日本でも延暦期には既に信仰されており、長頭に短身で沢山の髭を蓄え、鶴を従えています。

最寄り駅:蛍池駅

箕面 西江寺 大黒天

大聖歓喜天霊場の根本道場として知られる西江寺は、大化元年(645)に役行者によって開かれました。滝に参籠した役行者が、一心に大聖歓喜天の出現を祈願したところ、大光明が輝き歓喜天が現れて、第一の霊場と言われたと伝えられています。境内に残る「封談石」には、その時、役行者が歓喜天に拝答したという伝説があります。

大黒天:生産・家内安全の神

大黒天は、古代インドはでは厨房(台所)の神でしたが、日本において大国主命と習合しました。生産・家内安全の神様で、左肩に袋を負い、右手に打ち出の小槌を持って米俵の上に立っています。

最寄り駅:箕面駅

箕面 瀧安寺 弁財天

修験道の根本道場として名高い瀧安寺は、斉明天皇4年(658)、役行者によって開かれました。役行者は箕面の滝のもとで苦修練行をし、秘法を感得、修験道の奥義を究めました。

その時、弁財天が現れて伝法の助をしたので、報恩のため堂宇を建立し、箕面寺と称したと伝えられています。

弁財天:福徳・材料・音楽の福神

弁財天は、河川を神格化したインドの神様で、七福神中、唯一の女神。妙音天・功徳天とも称され、福徳・財与・音楽の福神として信仰されています。

最寄り駅:箕面駅

池田 呉服神社 恵比寿神

「呉服」の祖神である呉羽比売神を祀る呉服神社は、繊維の総本山です。応神天皇の時、中国の呉国から渡来した呉服、綾織、兄媛、弟媛の4人が、日本に初めて織機、染色の技術を伝えたとされ、そのうちの呉服がこの地に留まりました。

呉服が没した仁徳天皇76年(385)の翌年、神祠を建て呉服を祀ったのが起こりで、古来より家業繁栄、手芸上達の神徳があると言われています。

恵比寿神:漁業、商売繁盛の福神

「えべっさん」として親しまれる恵比須神は、日本の神様で夷、戎、蛭子とも書きます。狩衣姿で、右手に釣竿、左脇に鯛を持っており、漁業、商売繁盛の福神です。

最寄り駅:池田駅

中山観音 中山寺 寿老神

西国三十三ヶ所霊場の第24番札所として知られる中山寺は、聖徳太子創建の古刹で真言宗中山寺派の大本山です。

太子が16歳の時、仲哀天皇の妃大仲姫ゆかりの地で、紫雲たなびく三山の中の山を大伽藍建立の地と定めて堂宇を造営、百済国より請来の十一面観音を本尊に、日本最初の観音霊場を開きました。安産の寺としても有名で、多くの人々が腹帯を受けに来ます。

寿老神:長寿の福神

寿老神は、仙人の風貌を持つ中国・宋の人。南極星を精とした化身で、南極老人とも呼ばれます。長頭に白いひげを垂らし、杖に巻物、鹿を連れています。長寿の福神で、福禄寿と一柱とされています。

最寄り駅:中山観音駅

 

清荒神・清澄寺 布袋尊

清荒神と言う通り名で親しまれる清澄寺は、真言三宝宗の総本山です。寛平8年(896)宇多天皇の勅願により、定円法眼作の大日如来を本尊に、叡山の高僧静観が開創しました。

また、伊勢の内宮・外宮や熊野三山など十五神を勧請し、鎮守神として三宝荒神社を祀り「日本第一清荒神」の称号を賜りました。以来、かまどの神、水商売の神として、多くの参詣客で賑わっています。

布袋尊:幸運の福神

布袋尊は、中国唐代の僧。容貌は福々しく、大きな腹を突き出し、常に袋を背負って喜捨を求め歩いたと言われる幸運の福神です。

最寄り駅:清荒神駅

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