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ゴキブリ!
いくらおっさんといえども、このことば聞くのも嫌です。
よく考えれば特に実害を受けたことはないんですが、
そんなことはどうでもいい。
嫌なものは嫌だし、嫌いなものは嫌い。
理由なんかありません。
というか、いくらでもありますけど後付ですね。
見た瞬間にイヤだーと思う。
なぜか殺意を持つ。
まあ、向こうもこちらと仲良くする気はないんでしょうけど。
もう、見つけて殺すのも嫌だから視界の中に入ってくるなと思います。
そんなゴキブリ対策です、これは調べておかなければ!
ゴキブリ対策!ブラックキャップとは?
これが、ゴキブリ対策で最強と言われるブラックキャップ です。
(アマゾンより)
これは毒エサタイプと呼ばれるようで、成分はフェニルピラゾール系の神経毒で、
フィプロニルと呼ばれる殺虫剤なんだとか。
発明したのはフランスのローヌ・プーランという会社で、今はもうバイエルに買収されているようです。
それで、このフィプロニルという成分は遅効性の神経毒なのでその場でゴキブリは死なず、
ゴキブリが食べてしばらくしてから効果が現れるとのこと。
つまり、一匹が食べたらその毒を巣まで持ち帰ってくれるというわけ。
この場合、遅効性といっても数時間~1日後にゴキブリは死んでしまうようです。
(この時間を即効性とみるか遅効性と見るかは人によるみたいです)
しかも、ゴキブリは死骸を食べる習性があるので、
死んだゴキブリを食べたそのゴキブリも死んでしまうのだそうです。
またさらにゴキブリは自分の身体を舐める習性があるそうなので、
餌に触れてもゴキブリの口に入る機会があるらしい。
更に凄いのは、通常では効果がない卵にまで効果が及ぶということ。
これは成虫のゴキブリが毒エサを食べてから数時間~1日で死んでしまうので、
体内に卵を抱えたまま死んでしまうからというのと、
生まれたての子供は親と同じものを食べるのでやっぱり毒エサを食べてしまうので死んでしまう、
というのがあるようです。
成虫を殺しても卵が残っているとまた増えるわけですが、
それがないとなれば絶滅もあり、ということのようです。
ちなみに、似たような成分を使用している殺虫剤はこんな感じ。
- プリンス(稲の害虫対策)
- フロントライン、マイフリーガード(ペットのノミ・ダニ対策)
- グリアートフォルテ(ゴキブリ)
- アジェンダ、シロアリフォーム(シロアリ)
- ハイパーアリの巣コロリ(アリ)
この中のフロントライン、マイフリーガードは犬や猫のノミ・ダニ対策でよく使われる薬剤ですが、
ゴキブリの駆除と同じ成分の薬剤が使われていることが分かります。
つまり、犬や猫がこの薬剤をなめると、神経がやられてフラフラして死に至る、というわけです。
しかも、遅効性ですから、口に入ってから1日~数日後に死亡するわけで、
ノミ・ダニ対策をした後しばらくしてから死亡して死因が薬剤かどうかよく分からない、
ということになったりします。
だから犬や猫のノミ・ダニ対策でフロントラインを使う場合も動物病院に行ったほうがいいわけですね。
なお、フィプロニルの毒性は昆虫などに対しては効果が高く哺乳類には効果が低いということのようですが、気をつけるに越したことはありません。
ゴキブリ対策!ブラックキャップをどこに置く?
そんな強力なブラックキャップですが、ゴキブリが通らない場所に置いても仕方ありません。
ということで一般的に推奨されている置き場所はここ。
- 通風口・換気扇
- エアコン
- 排水口・排水溝
- キッチン下
- 玄関の隙間
- 窓の隙間
あとは家の穴を塞ぐというのが重要です。完璧に出来るとは限りませんが、注意すべき点は以下のとおり。
- 上下水道に通じる穴
- 上下水道のパイプを通す穴
- 通風口や換気扇の様な風を通す穴
- 玄関や窓など、人間が出入りする大きな穴
- その他(クーラーのダクトを通す穴など)
玄関などはあまり長く開けないように注意する程度しか防ぎようがありませんが、
網戸などは隙間を塞ぐことも出来るでしょうからその辺りは出来るだけ対策したほうがいいでしょう。
最後に。
ゴキブリは恐るべき生命力でしかもどんな隙間からでも入ってきます。
対策すれば減少すると思いますが、住んでいる部屋が掃除されていなかったら、
どんな対策をしても無理です。
生ごみなどは当然のこと、ホコリなんかでも気にせず食料にしてしまいます。
掃除機に吸い込んだらそこで繁殖したという話もありました。
ブラックキャップがいくら最強でも掃除されていなかったらゴキブリは出てきます。
ですからブラックキャップを設置して十分に掃除もすること。
ゴキブリが喜ぶ部屋に住みたくなければ、ということですが。