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管理人のおっさんです。
今回は、強迫性障害あるある!何度も確認してしまう癖は治せるのか?というお話。
管理人、自分では強迫性障害じゃないと思います。
まあ、出かけるときにやたらと鍵が気になったり、ガスの元栓とか、電源とか、窓がしまっているかとか、そういうのはありますけど。
それでも、せいぜい個人レベルのお話で、仕事ができなくなるとか、他人にまで強要するとか、さすがにそこまでは行きません。
しかし。
相当やばい状況の人もいるんですね。
それが実際どんなものなのか?
ということで。
この記事では、強迫性障害あるある!何度も確認してしまう癖は治せるのか?というお話をしたいと思います。
強迫性障害とはそもそも何なのか?
それで。
そもそも強迫性障害って何なのか?
ウィキペディアによるとこんな感じ。
- 強迫性障害(きょうはくせいしょうがい、英: Obsessive–compulsive disorder , OCD)は、不合理な行為や思考を自分の意に反して反復してしまう精神障害の一種である。
管理人は何度も同じことを確認してしまうので、強迫性障害の手前なんでしょうか?
これには続きがあります。
- 同じ行為を繰り返してしまう「強迫行為」と、同じ思考を繰り返してしまう「強迫観念」からなる。
「障害」とまとめてますけど、その中身には「行為」と「観念」がある、ということのようです。
やたらと鍵がかかっているかどうかを確かめるのは「行為」で嫌なことを何度も思い出すのが「観念」という感じですかね。
この強迫性障害の中に含まれるのは、
- 自閉症、アスペルガー症候群、チック、トゥレット障害、抜毛症、皮膚むしり症、自傷行為、身体醜形恐怖、摂食障害、依存症など
だそうです。
これって現代で問題になっている精神疾患の相当な部分を占めてます。
言われてみればそうだよな、と思いますね~
それから、どれくらいの人がなってしまうのかなんですけど、
- 人口の約2.3%は、人生のある時点で強迫性障害を経験する。年間の患者数は、全世界では約1.2%ほど
- 35歳以降で発症することは少なく、患者の半数は20歳以下で発症している。
- 男性も女性も、ほぼ等しく発症する。
ということだそうです。
人口の2.3%ということは、50人に1人くらいの感じでしょうか。
小学校の30人学級で2クラスなら60人なので2クラスに1人いる計算です。
微妙な確率ですね~
それから、年齢は35歳以降での発症は少ないんだとか。
これはちょっとよく分かりません。
会社で管理職になっていても強迫性障害っぽい人はいますから。
もしかするとそういう人は若くから強迫症で年をとってからそれが表に出てきたのかも知れませんけど。
あと、男女の別はないんですね。
管理人的には女性の方が多いのかと思ってましたのでこれは意外でした。
結局、誰でもなるということでしょうか。
あと、治療法についても記載があります。
- 治療は主に心理療法によって行い、認知行動療法(CBT)や曝露反応妨害法(ERP)などが用いられ、時には薬物療法(SSRI)などが行われる。
- このような治療によって、症状が消失する。
- 治療されなければ、その症状は数十年続きえる。
行動療法と薬物療法があるんですね。
でもまあ、実際のところ強迫症の傾向があるなと思っても病院に行く人は日常生活に影響が出るとかそういうレベルの人だと思うんです。
管理人的には、イザというときのためにある程度の内容を知っていればいいのかな、なんて思いますね。
本当にまずくなったら素人では対応できませんから、病院に行くことになるでしょうし。
そうそう、行動療法で有名なのは森田療法でしょうか?
解説本は色々ありますがこれもその中の一つ。
森田先生自身が書いたのはこれ。
ずいぶん古い書籍なので、何度か新板が出ているようで、これが今のところ一番新しいようですね。
本を読んで強迫症が治るとは思いませんが、レビューを見ると読んで参考になったというのが結構ありました。
もしかすると、下手な医者より力があるのかも知れません。
管理人はまだ読んでいないのでなんとも言えませんが。
強迫性障害あるある!どんな症状があてはまるのか?
管理人、今回強迫性障害のことを調べていて一番気になったのはこれです。
いったいどんな症状があるのか?
そんなことも!みたいなのがあるのかどうか。
ということで早速具体的な症状について確認してみます。
これもwikiに記載がありました。
ではいってみましょう!
- 不潔恐怖・洗浄強迫
- 確認行為
- 加害恐怖
- 被害恐怖
- 自殺恐怖
- 疾病恐怖
- 縁起恐怖
- 不完全恐怖
- 保存強迫(強迫的ホーディング)
- 数唱強迫
- 恐怖強迫
- 性的な強迫観念
- この他、些細であったり、つまらない事柄、気にしても仕方の無い事柄を自他共に認める状態にあっても、これにとらわれ(強迫観念)、その苦痛を避けるために生活に支障が出るほど過度に確認や詮索を行う(強迫行為)。
ということだそうです。
ずいぶんたくさんありますね~
色々思い当たるやつがありますけど、人によってこれだけ多種多様な強迫症があるんですね。
そういえば。
管理人が以前勤務していた会社の社員が不潔恐怖の人でした。
病気ということはないですけど、それでもむやみに手を洗ったり顔を洗ったりしてましたし、消毒用のアルコールを持ち歩いてことあるごとにそれで拭いてましたね~
今のようにコロナが流行していれば分からなくもないですが、当時はそんな感染症なんて気にしてませんでしたからこれは相当面倒な人だと思ったものです。
本当に病的になると、汚いと思うものは触れなくなるそうで、しまいには身体にさえ触れなくなるんだとか。
手を洗いすぎて湿疹ができたり、皮膚が汚いと思って皮膚をむしるとか、無関係な人間から見るとギャグのようなことをやるんですけど、本人は至って真剣なところが怖いですね。
それから、確認行為。
これは管理人も覚えがあります。
冒頭にも書きましたけど、色々とあれはやったか?これは大丈夫か?と気になって仕方がなくなるやつですよね。
ただこれは結構有効な対策があります。
それは「指差し呼称」。
いつだったかタモリがテレビで、何かをやったら指を指して「よし!」って言うのがいいと言ってました。
工場や作業現場や鉄道のような安全が重要視される職場で勤務したことがある人なら結構身についているでしょう。
この方法は簡単ですが効果絶大。
管理人も家を出るときにはやってます。
指差し呼称をすれば、同じところが気になって何度も確認する、という行為は防げますから。
それでもまだ確認したいとなればこれは本格的に病気じゃないかと思いますね~
あと、疾病恐怖なんていうのもやっかいです。
健康診断とかやってるんだから身体に問題はないのに、なにか病気にかかってるんじゃないかと思ってしまう。
今はコロナが流行してますからこれになってる人多いかも知れません。
コロナになるんじゃないか、という恐怖ですね。
病気だから恐れないといけないんですけど、必要以上に気にして精神が病んでしまったらそれもまずい。
出来る対策をやったらむやみに気にしないようにするしかないんでしょう。
難しいところですが。
他に気になったのは保存強迫。
間違って捨てたらどうしよう、どうしても捨てられない、というやつですね。
これが行き過ぎるとゴミ屋敷になる。
断捨離って流行ってますけど、保存強迫が強い人には無理なことなのかもしれません。
ちなみに。
管理人のおじさんは、「奥さんが断捨離出来ない人で良かった、断捨離上手だったら一番に自分が捨てられてしまう」と言ってました。
これは強迫症とは関係ないですが、これはこれでちょっと怖い気がしますね~
まだまだ色々ありますがこのあたりで。
管理人のまとめ
今回は、強迫性障害あるある!何度も確認してしまう癖は治せるのか?というお話でした。
強迫性障害って誰でもそういう傾向はあると思うんですよね。
これは程度によるわけで、たとえば何度も確認してしまう、というのは全く確認しない人よりはいいと思うんです。
潔癖症も今だったらむしろ有利でしょうし。
ただそれが湿疹が出るほど手を洗うとか、皮膚をむしってしまうとか、ちょっと常軌を逸する行動になると困るんですけど。
他にもいろんな強迫症がありますけど、ちょっとはそういうのがあったほうがいいんじゃないかともう人だっているわけで。
本当に病的に苦しんでいる人は病院に行くでしょうけど、そうでなければ森田療法の本でも読んで自分を見つめるいい機会になるのかも知れませんね~
この記事が強迫性障害の参考になればと思います。
強迫性障害、うまく付き合って下さいね!
(参考)
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