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金額の最後にハイフンを書くのはなぜ?手書き時の不正防止!

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この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

管理人のおっさんです。

今回は、金額の最後にハイフンを書くのはなぜ、というお話。

管理人、前から思ってたんですけど。

領収書をもらうと、金額に「¥」と「-」をキチンと書きますよね~

¥10,000.-

という感じで。

ちゃんとしたところはですけどね。

でもこれってなんでわざわざ前後にこういう記号を入れるんでしょうか?

どんなことでもそれなりに理由があるはず。

ということで。

この記事では、金額の最後にハイフンを書くのはなぜか、についてお話したいと思います。

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金額の最後にハイフンを書くのは書き加える不正を防止するため

結論から言うと、金額の最後にハイフンを書くのは、あとから数字を書き加える不正を防止するためなんだとか。

もうちょっと言うと、頭につける「¥」も、途中に入れる「,」も同じ理由のようです。

確かに、数字だけ記載されていて、前後に数字を入れることが出来たならいくらでも不正が出来るわけですよね。

レシートが機械で印刷されている場合は手書きで追加はできませんが、手書きの領収書なら好きなように不正ができてしまう。

数字の前に「1」とか後ろに「00」とか入れただけで大変なことになりますからね。

食事代が1000円だったのに、領収書は10000円とか出来てしまうわけです。

商売の取引でこういうことをやると信用をなくして仕事がなくなるでしょうが、税金逃れではありがちな手口。

交際費なんかだと10000円が100000円になっても違和感がないこともあるわけで、そうなると非常にまずい。

脱税ということになります。

まあ、大抵はバレてしまうのでしょうけど。

いずれにしても文書の偽造になるわけですが、言った言わないの話になったときに、文書が出てきたらそれは証拠として強いわけで、偽造できないようにしておかないといけない。

なので、数字の前に「¥」、後ろに「-」ということのようですね~

古い領収書だと

金1万円也

みたいなのもあると思いますが、これも「金」「円也」が同じ意味で使われているわけすね。

借金をしていたときにこういう不正をされたらたまったものではありません。

そんなことをする相手からお金をかりるのが無謀だと言うことにはなるんですけど。

金額の最後にハイフンとピリオドを入れることがある理由は?

ここまで金額の最後にハイフンを入れるお話をしてきました。

基本的に不正防止のためだったんですよね。

ただ、海外との取引のときは、

¥10,000.-

という書き方をすることも多いです。

国内の領収書だと「.」がないほうが多いんですけどね。

この理由は何でしょうか?

察しの良い方は気がつくと思いますが、海外の通貨の場合、小数点以下が使われることがあるから、ということだそうです。

特に貿易をするときはドルベースが多いですからそれに合わせて記載するわけですね。

たとえば

$50,000.00-

という感じです。

「,」は3桁ずつの区切りで「.」は小数点以下、つまりドルベースならセントを示すことになります。

この表記は為替、FXなんかの表示でよく見ますよね。

日本円の場合でもドルとの為替相場は

1ドル=100.50円

というような言い方をします。

日常生活で日本円の場合は円以下の銭の単位は使わないわけですが、為替レートのような場合は細かいところまで必要になるわけです。

そういえば。

管理人が昔勤務していた会社の工場ではコストダウンの目標は0.1円/kg単位でした。

「銭」なんて単位、日常生活では使わないですが、企業によっては普通に使います。

そういうところでは

¥10,000.-

という表記に違和感はないでしょうね。

この方が正確であるという気がしますから。

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管理人のまとめ

今回は、金額の最後にハイフンを書くのはなぜ、というお話でした。

これは手書き時の不正防止のためということでした。

数字の前に「¥」後ろに「-」をつけることであとから金額の改ざんが出来ないようにするということです。

日常生活でそんなことは起こらないでしょうけど、もしかすると悪質な貸主が借金の金額を偽造したりしたら・・・

やったほうが悪いとは言え、他に証拠がなかったらとても困ることになります。

最近はレシートも機械で印字されることも多いし、そもそもデータとして残りますから整合性が取れなくなるような不正はできなくなってきていますけど。

それでもシステム的に不正ができにくいようにしておくというのは重要なこと。

特に商売では信用が大事ですからね。

それから、円の場合は少ないのですが、ドルの場合だと小数点以下も日常的に使われているわけですから、最終桁の後ろに「.-」という表記になることもあります。

こうすることでドル以下のセントはありませんということを示すわけですね。

国内でも日常生活では出てきませんが、為替や工場の原価計算なんかだと業種によっては「銭」の単位が出てきます。

そのときの誤解を防ぐために

¥10,000.-

という表記をすることもあるということでした。

いずれにしても不正や誤解を防ぐ仕組みとしてこのような表記がされるということです。

金額の最後のハイフンにも重要な意味があるんですね~

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