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管理人のおっさんです。
今回は、「コゲ取り名人」、のご紹介です。
コゲ取り名人、テレビで紹介されて有名になったみたいですね。
それで、なんであんなにコゲが取れるのかということをその成分からチェックしたいと思います。
ということで。
この記事では、「コゲ取り名人」を紹介したいと思います。
コゲ取り名人の成分は水酸化ナトリウムとアルコール
それでは、コゲ取り名人の成分を確認してみます。
楽天の商品ページを見ると、
==ここから==
水酸化ナトリウム(4.0%)、浸透剤(アルコール系溶剤)、補助剤、増粘剤
==ここまで==
となっていました。
まず最初に出てくるのが水酸化ナトリウム。
工業的には苛性ソーダとも呼ばれています。
化学式はNaOHです。
そうですね、小学校の酸とアルカリの実験ではじめに出てくるのがこれですね。
強アルカリとか強塩基と習ったのではないでしょうか?
実際「強」と名前がつくだけあってとても強力なアルカリになります。
なめたらあかん、本当に危険な薬品なんですよね。
特に皮膚についたら危ない。
目に入るなんて最悪。
アルカリって皮膚を溶かすんですよ。
この液では4%濃度ですけど、水酸化ナトリウムは薄くても危険です。
皮膚についたらすぐに大量の水で洗うこと。
コゲ取り名人なんかを使うならせめてゴム手袋はしてほしいですかね。
そういえば、大学の研究室でアルカリ水溶液に素手を突っ込んだ人がいました。
その人は次の日、手が包帯ぐるぐる巻だったのを覚えています。
根性出してアルカリに手を突っ込んだみたいでしたが、根性では薬品に勝てないんですよ。
ここまで水酸化ナトリウムが危険だと言う話をしましたが、重要なのはそれくらいタンパク質とかを溶かす作用があるということです。
現実にはタンパク質だけじゃなくて、プラスチックも溶かしますし、ガラスも溶かします。
真鍮とかアルミとか普通のゴムもシリコンゴムもダメだしテフロンなんかもあまりよくない。
ホーローとか木製のもの繊維関係もダメ。
基本的に有機素材は侵すし、無機物でもシリカで出来てるガラスとかアルカリと反応するアルミもダメということです。
溶かすというか、侵すというか、分解するというか、まあそういう感じになるわけです。
なので使える素材はアルカリに溶けないステンレスとか鉄ですね。
とはいえ、台所用品でコゲを取りたい食器となるとステンレスや鉄が多いと思います。
なのでそういう食器に使ってくださいということなんですね~
それから。
もう一つの成分はアルコール。
アルコールといっても種類が多いのでアルコール系溶剤となってますけど。
コゲの成分が水に強くてもアルコールだと浸透しやすい場合があるんですよね。
アルコールで油汚れの内側に入り込んで金属とコゲの間に水酸化ナトリウムが入ればコゲが取れやすくなるというわけ。
とまあ、この2つの成分が主要な成分になるんですが、その配合比率とか補助剤なんかが性能の善し悪しを決めるんだと思います。
そうそう、これってアルカリ洗剤になりますから絶対に他の種類と混ぜてはいけません。
キッチンには他の洗剤も色々あるでしょうけど、コゲ取り名人を使ったら十分に水で流した上で別の洗剤を使うこと。
安全第一ですからね~
管理人のまとめ
今回は、コゲ取り名人、の紹介でした。
コゲ取り名人はよく落ちるということだったので成分を調べたわけですが、主成分が水酸化ナトリウムうということで確かに油汚れには効果があるだろうなと思いました。
またアルコールも含まれていて、それが浸透剤として作用しているのもよく分かりましたね~
それで。
効果があるのはいいんですが、強力なものはそれだけリスクも有る。
手袋をするとか眼鏡をかけるとか、混ぜて使わないとか色々と注意することがあります。
ただし、こういう注意をよく守っていれば効果があるのは間違いないのでどうしてもお鍋をキレイにしたいと言うような場合には使ってみるのもいいと思いますね~
この記事がコゲ取り名人の参考になればと思います。
コゲ取り名人、有効利用して下さいね!
●興味がある方はこちらのページから内容を確認して下さい。
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