この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。
4枚セット アクリル板 透明 パーティション 飛沫防止 仕切り板 4枚入 アクリル樹脂製 水垢付きにくい H45cm*W30cm 厚さ0.3cm 高い透明性 組み立て式
管理人のおっさんです。
今回は、アクリル板と塩ビ板の透明度は?アクリル板の方が透明で硬い、というお話。
管理人は一応化学先行。
樹脂についても勉強しました。
樹脂の透明性とかも教わりましたね~
ところで。
最近のコロナの影響で透明な板をたくさん見るようになりました。
そしてそのほとんどはアクリル板。
透明な板は他にもあるんですけどね。
たとえば塩ビとか。
ポリカもあればポリスチレンもある。
でも透明板と言えばアクリルなんですよね。
その理由は?
実際のところ塩ビとアクリルではどっちが透明性が高いのか?
その他の樹脂との比較はどうなのか?
ということで。
この記事では、アクリル板と塩ビ板の透明度は?アクリル板の方が透明で硬い、というお話をしたいと思います。
アクリル板は塩ビ板より透明度が高いし紫外線にも強い
これ結構ややこしい話なんですけど。
樹脂だけで見てもアクリル板は透明性が高いです。
たとえば水族館の水槽。
あの水槽にはアクリル樹脂が使われます。
相当分厚い壁のようなものだったと思いますが、それでもあれだけ透明に見える。
他の樹脂ではちょっと難しいでしょうね~
それから光をよく通すので液晶パネルの導光板にも使われます。
本来であればガラスがいいんでしょうけど、加工が面倒だったり重たかったりして使いにくいんですよね~
一方の塩ビ板。
こちらも透明ですが塩ビの場合は可塑剤を入れるんですよね。
まあどれくらい入れるかはどれくらいの板の硬さにするかで変わりますけど。
いずれにしても塩ビというのはものすごく多くの薬品が入る樹脂。
なので透明だと思っても若干黄色味がついているとかでどうにもクリアではありません。
樹脂の硬さを好きなように調節できるので、硬質塩ビから軟質のビニールまで色々と細工は出来るんですが、純粋に透明で硬いというのはアクリルには及ばない。
ビニールのカーテンなんかは柔らかいので軟質塩ビなんですけどね。
それともう一つは紫外線の影響ですね。
これもアクリル板が強いです。
これはもう樹脂の特性なんですね、紫外線を吸収しやすいというのが。
塩ビも紫外線吸収剤とか耐候性を改善する薬品を添加すれば耐光性は良くなるんですが、樹脂そのものというわけではない。
なので薬品の効き目がなくなったら終わりです。
短期間なら問題ないですが、長期的に明るいところで使うとなるとアクリル板がいいでしょうね~
アクリル板なら時間が経ってもあまり変わりませんが、塩ビ板だと時間が経つと黄ばんで見た目が悪くなる。
対面で使うパーティーションなんかではちょっと使いにくいかなと思いますね。
これも板の厚みが薄ければ分かりにくいんですけど、数mmとかそこそこ厚くなってくると目立つんですよね。
こういうことを考えるとアクリル板の方が塩ビ板よりいいかなと。
まあコスト的には高く付くんですけどね。
アクリル板がパーティーションに使われる理由
ちなみに。
塩ビ以外の透明な樹脂との比較なんですけど。
ポリカとかスチレンの板もありますよね。
ポリカは時々見るのがタクシーの運転席の後ろにある透明な板。
あれはだいたいポリカだと思います。
ポリカって樹脂としてはかなり柔軟な樹脂。
たまに硬い樹脂だと勘違いしている人がいますがそうではなくて粘りがあるんですよね。
銃弾も通さないなんて言われますけど、あれは樹脂に粘りがあるから衝撃を吸収するわけです。
イメージで分かりやすいのはG-ショックです。
[カシオ] 腕時計 ジーショック ユーティリティカラー カーボンコアガード構造 GA-2110SU-3AJF メンズ グリーン
管理人の記憶ではケースに使われている樹脂がポリカだったかなと。
そのかわりポリカには大きな問題があります。
それは、柔軟な樹脂ですけど傷も付きやすい。
ちょっと擦っただけで傷がつくんですよね。
多分、Gショックなんかはが傷防止のコーティングをしていると思いますが。
それに比べてアクリル樹脂は硬いですが脆い。
でもポリカに比べると傷はつきにくいです。
そのあたりは取り扱いしやすいと思いますね~
これ以外で思いつく透明樹脂はポリスチレン。
でもスチレンの板ってこれも光には弱い。
ちょっと紫外線が当たるとすぐに黄色くなります。
太陽の下なんてダメでしょうね~
そして、樹脂としては硬いんですけど脆いです。
光で劣化するともっと脆くなります。
安いのはいいんですけどね~
他にはポリエチレンとかポリプロピレンも透明樹脂ですけど、これらは板にすると濁るんですよね。
だいたいプラスチックの衣装ケースのイメージです。
こんな感じ。
アイリスオーヤマ チェスト ワイド 3段 日本製 完成品 幅54×奥行40×高さ62.5cm ホワイト / クリア 白 プラスチック天板 W-543
透明には違いないんですけど、半透明って感じなんですよね。
これは対面のパーティーションには向いてません。
それからPET樹脂も透明ですね。
PETボトルに使うやつ。
でも透明性はアクリル樹脂ほどではありませんし、耐光性も低いですかね。
管理人、正直言ってあまりPET板を見たことがありません。
圧倒的にPETフィルムが多いと思いますね。
あとは大きな板を作る設備があるのかとか、加工が容易かどうかとかそういう部分の取り扱いのしやすさもありますよね。
コスト的なものもあるでしょうし。
色々妥協してアクリル樹脂でいいだろう、ということになってるのかなと思いますね~
管理人のまとめ
今回は、アクリル板と塩ビ板の透明度は?アクリル板の方が透明で硬い、というお話でした。
管理人が学校で勉強した感じでは透明な汎用樹脂で一番透明で硬いのはアクリル樹脂ということでした。
もっと高価で特殊な樹脂は別として、ですが。
今回は塩ビとの比較ということでいくつかの理由を上げましたが、現実的には従来から使われているものを転用したという感じでしょう。
実際のところ液晶版とか看板を作るためにアクリル板はかなり生産されていますからそれらの設備でパーティーションを増産したのかなと。
板を作るという点では同じですからね~
この記事がアクリル板と塩ビ板の透明度の比較の参考になればと思います。
それにしても。
アクリル板、増えましたね~
(参考)
これらの記事もよく読まれています。
ひとしが言えない?東京の下町では「ひ」と「し」の区別がつかないらしい
⇒https://freelifeossan.com/hitosigaienai/
自宅内一人になれる小屋!趣味やテレワークに「小屋やさん」
⇒https://freelifeossan.com/koyayasan/