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長門屋商店 ケント紙 A4サイズ 20枚パック ナ-B302
管理人のおっさんです。
今回は、ケント紙の印刷。インクジェットやレーザープリンタはOKか?というお話。
管理人、ケント紙といえば製図用紙を思い出します。
もう大昔、まだ管理人が大学生だった頃のお話。
当時はまだ、CADなんてありませんでした。
パソコンはせいぜいPC-9801。
ネットで繋がってないスタンドアローンのパソコンでしたね~
伝説のパソコンですけど。
当然スマホもありません。
そんな時代なのでケント紙は手書きの製図用紙のイメージだったんですよね~
学校の授業ではドラフターを使って製図してました。
武藤工業 ドラフター ドラフコンポ・ジュニア JR-A3E A3サイズ
今はもう見ることもないんですが。
なので、このケント紙なんですけど、どう考えても基本的には手書き用ですよね~
これ以外の使い道だと名刺でしょうか?
こういうやつですよね。
名刺用紙 山桜 本ケント 約0.38mm/枚 100枚(箱)
管理人が社会人になった頃はこのタイプ、凸版印刷で印刷してたんです。
そもそもその当時家庭用のインクジェットもレーザープリンタもなかったですから。
しかし。
今はこれがインクジェットやレーザープリンタでも印刷できる!
でもちょっと注意してほしいところもあります。
ということで。
この記事では、ケント紙の印刷。インクジェットやレーザープリンタはOKか?というお話をしたいと思います。
ケント紙の印刷。家庭用プリンタでも出来るが設定に注意
ケント紙の印刷は家庭用のインクジェットプリンタでもレーザープリンタでも出来ます。
ただし、設定に注意が必要ですね。
まず、インクジェットプリンタですけど。
ケント紙は非塗工紙なので、普通紙モードで印刷したほうがいいです。
マットコートやフォト光沢はインクの吐出量が多いんですよね。
それだけ高精細ということですけど。
ただ、ケント紙のような非塗工紙の場合、インクの吐出量が多いと紙が十分にインクを吸収できないでにじむ事があるんです。
コート紙の場合は塗工層がインクジェットのインクを吸収するんですが、非塗工紙では塗工層がないのでその分インクの吸収が出来ない。
インクが吸収できないとにじむ、というわけ。
あとは、ケント紙は紙が厚いですから給紙に注意、でしょうか。
トレイから給紙すると紙が詰まる可能性があります。
紙がストレートに入るように手差しを使うのがいいでしょうね。
それから、家庭用のインクジェットインクは水性が多いですから、印刷したあと水濡れに注意。
一般的なインクジェット紙なら水に濡れてもにじまないように定着剤を塗工している事が多いんですが、インクジェット用ではないケント紙の場合はそのあたりが甘いかなと。
ケント紙でもインクジェット用、となっているなら大丈夫だとは思いますが、いずれにしても紙は水に弱いので、水に濡れないようにしたいですね~
もうひとつの家庭用の印刷はレーザープリンタ。
トナー式のコピー機も同じですけど。
注意点は厚紙モードにすることでしょうか。
このモードがない場合はちょっと注意したほうがいいでしょう。
トナー式のレーザープリンタの場合、トナーを紙に定着させるときに加熱するんですよね。
そのとき、十分な熱を掛けないとトナーが定着しない。
結局、トナーは高温で溶けて紙にくっつくので、十分な加熱が必要になるわけ。
で、この加熱なんですが構造的に紙の裏側から加熱するのが多いんです。
つまり、厚紙だとちょっと熱が伝わりにくい。
うまく加熱できないとトナーが溶けずに紙に定着しない。
そうなると、チョーキングを起こして、印刷面を手で触ると真っ黒になる。
チョーキングというのはちょうど黒板にチョークで書いたあと手でこすった後のようになるのでそう呼んでましたね。
なので、その対応として厚紙モード。
厚紙モードの方式は色々あると思うんですが管理人が知っているのは速度を遅くする、でしょうか。
ちょっと遅くすればその分加熱時間が稼げるわけですから。
いずれにしてもケント紙を印刷するならそういうモードの選択をしたほうがいい。
機種によってはそのまま出来るやつもあるでしょうけど、基本は米坪64g/㎡程度のコピー用紙を印刷するように作られていますからね~
もうひとつの注意点はインクジェットと同じで給紙は手差しにすることでしょうか。
コピー機なんかは特にですが、給紙トレイから給紙すると紙が詰まる可能性があります。
面倒でも手差しがいいでしょうね。
いずれにしても。
ケント紙は家庭用プリンタで印刷できなくはないですが、それ用の紙というわけではありません。
あくまでも一応できる、というレベルだと考えて十分注意して印刷してほしいですね~
管理人のまとめ
今回は、ケント紙の印刷。インクジェットやレーザープリンタはOKか?というお話でした。
結論から言うとケント紙の印刷はインクジェットやレーザープリンタで出来ないことはない。
ただし、印刷モードを普通紙にするとか、厚紙にするとか、給紙を手差しにするなどの注意が必要ということでした。
また、ケント紙は基本的に手書きとか凸版印刷の紙なので、一応は家庭用プリンタで印刷できる、というレベルで考えるべきだというお話もしました。
インクジェット対応のケント紙もありますが、あくまでもケント紙は非塗工紙なので、インクの吐出量が多くなるとにじむ可能性が高いです。
そのあたりは分かった上で使ってほしいですね~
この記事がケント紙の印刷の参考になればと思います。
ケント紙、うまく使って下さいね!
(参考)
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